ヒロの日記

備忘録
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慢性腰痛への運動

明けましておめでとうございます。
今年もよろしくお願いします。



TVを見ていると「新年あけましておめでとうございます」という言葉を見かけるのですが、
これは間違った日本語だそうです。

「新年」と「明けまして」は同じ意味だから重ねるとおかしいようです。
「濃霧が濃い」とか「過食が多い」と言っているようなものだそうです。




慢性腰痛の続きでです。

PLFテスト

側臥位で股関節45度屈曲した肢位が開始肢位となる。
上方の股関節を矢状面上に沿って他動的に屈曲し、抵抗なく大腿が胸部に接触できれば陰性とする。
胸部に接触しない場合は、その屈曲角度を計測し後湾域の指標とする。




吉尾らの遺体を用いた研究では
股関節固有の屈曲角度は平均93度であり、
参考可動域における30〜40度は骨盤運動によるものであるとの報告に基づいたもので、
腰椎の十分な後湾域が確保されて初めて本テストが陰性となる。

このPLFテストの結果は脊柱管狭窄症に伴う馬尾性間欠破行の歩行距離と相関があり、歩行能力の改善のためにはPLFテストの陰性化が重要との報告がある。
今後、腰椎椎間関節症などの評価としてもその有用性が期待される。






腰椎椎間関節に対する自動介助運動
(多裂筋収縮訓練)

椎間関節の自動介助運動は椎間間接の拘縮改善だけでなく、多裂筋のリラクセーションやストレッチングも平行して行うテクニックとなる。

基本的な操作は、骨盤ごと長軸方向に牽引し、その後多裂筋の収縮とともに骨盤を元の位置に戻す運動を反復する。
腰椎の前湾程度により椎間関節面の傾きは異なるため、各椎間それぞれに適切な腰椎前湾角を調節し牽引操作を加える。

具体的には腰椎椎間関節を上位、中位、下位に分け、
上位腰椎には股関節屈曲度、
中位腰椎は股関節屈曲45度、
下位腰椎は股関節屈曲90度として行う。

効果的な多裂筋の収縮が得られれば、牽引に伴う運動幅が広がってくる。

コツとしては、
牽引後の運動を途中でやめることなく、最終域まで多裂筋の収縮を誘導すると効率よい筋リラクセーションが得られ、早期の拘縮改善につながる。





症例
30歳代後半、女性、主婦。
20年前から続く慢性腰痛。

初期評価
 ・椎間関節の圧痛:
   左側は第12胸椎第1腰椎椎間〜第4腰椎第5腰椎間にかけて、
   右側は第3腰椎第4腰椎間  〜第5腰椎仙椎間に陽性。
 ・PLFテスト陽性
 ・多裂筋全体に圧痛あり
 ・X線所見は腰椎前湾角5度、第5腰椎仙骨角144度
 ・トーマステスト、オーバーテスト陽性
 ・VAS5.0cm

運動療法経過

運動療法開始当日
 ‖仁筋のリラクセーション
 腸腰筋、大腿筋膜張筋のストレッチング

開始後2週
 椎間関節の圧痛は左側第4腰椎第5腰椎間、
             右側は4腰椎第5腰椎間、第5腰椎仙椎間のみ陽性
 B仁筋のストレッチングと椎間関節の拘縮除去
 じ坿慇甼筋群のセルフストレッチング指導

開始後4週
 椎間関節の圧痛は右第4腰椎第5腰椎間のみ残存
 ヂ臑楸數貭ザ據大殿筋のセルフストレッチング指導

開始後7週
 股関節屈筋群の拘縮の陰性化

開始後10週
 PLFテスト陰性化、腰痛の完全な消失

19:02 | 体幹について | comments(0) | trackbacks(0) | pookmark
腰痛と多裂筋
 



腰椎椎間関節に起因する腰痛は非常に多く、脊髄神経後枝内側枝を介した多裂筋の反射性スパズムを呈している場合が多い。





多裂筋はではこんな感じ。


ではこんな感じ

腰の方が発達しています。
離れて撮ったのでちょっと差がわかりにくいですけども、写真の文字は同じ大きさです

この腰部の多裂筋に着目します。

腰部多裂筋の起始は、
 ‖4仙骨孔までの仙骨後面
 ⊂絽緜温棘
 8綫臘介彗
 ち瓦討瞭様突起および腰椎椎間関節包
の4つである。

その走行形態は椎間を結ぶ短い線維群と多椎間にわたり停止する長い線維群に大別される。

短い線維群は椎間関節の関節包や一椎間下の乳様突起に付着することから、椎間関節の安定性に関与する。

長い線維群は、仙骨に付着することから腰仙関節や仙腸関節の安定性に関与すると考えられる。

また多裂筋は下位腰椎で特に発達している
中位腰椎レベルでの多裂筋と脊柱起立筋との割合は1:1であるが、
下位腰椎レベルでは80%をしめている。


これが上位腰椎での多裂筋の横断面


これが下位腰椎



多裂筋は椎間関節を支配する脊髄神経後枝内側枝によって併せて支配されており、椎間関節に生じた侵害刺激は反射回路を介して、同レベルの多裂筋のスパズムを引き起こすことが多い。


後枝の内側枝ね。




腰椎椎間関節は上位椎の下関節突起と下位椎の上関節突起からなる滑膜性関節である。

機能面では圧縮荷重負荷を加えた場合、全荷重の20%程度の荷重を担うことが報告されている。

腰椎椎間関節の形態的特徴は下位腰椎ほど面積が広く、関節面は、上方・後方を向く。
ただし、関節面の形状には個体差が多く存在するために、関節面が平らなものからある程度のカーブを有するものまで様々である。
腰椎の形態的特徴が、腰椎変性すべり症や分離症の発生に関与するとの報告もある。

腰椎椎間関節の関節面は全体に円筒状であり、そこで生じる運動は互いに滑りあうだけである

円筒の湾曲を延長した縁の中心点に回旋中心が一致すれば、理論的には回旋運動が生じるが、
実際の回旋中心は椎体のやや後方にあるため、腰椎は解剖学的に回旋運動が著しく制限されることになる。


椎間関節の形態学的検討はほとんど骨性要素に関するものであるが、脊椎の屈曲運動における椎間関節の関節包靱帯(Capsular ligament)が果たす役割について報告されている。
椎間関節包の50%を切離すると、同関節に異常可動性をもたらすとする報告や、
椎間板変性が著しい場合には、椎間関節包が弛緩し不安定性が増大するとする報告もある。





14:33 | 体幹について | comments(3) | trackbacks(1) | pookmark

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