ヒロの日記

備忘録
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棘上筋の脆弱性

過剰な磨耗に対する棘上筋の脆弱性

 棘上筋はおそらく肩複合体全体でもっとも頻繁に使用される筋かもしれない。
 外転の際の三角筋の補助という役割に加えて、この筋は肩甲上腕関節の動的安定性、また時として静的安定性にも関与している。
 バイオメカニクス的に棘上筋はごく普通の日常活動に対して出すら大きな内圧力の標的となっている。

 棘上筋における肩外転時の内的モーメント・アーム2.5cmである。
 そのため、手が肩甲上腕関節から50cm遠位にあってその負荷が支持されていると仮定すると、その際の力学的有利性は1:20となる
 (筋の内的モーメント・アームの負荷による外的モーメントアームに対する比率
  力学的有利性というよりも、むしろ、力学的不利性w)
 この1:20という力学的有利性は棘上筋が重量負荷の20倍もの大きな力で働く必要があるということを意味している。
 (棘上筋以外の三角筋や棘下筋、小円筋などのほかの要素を除外したときの話だけどね。
  重いものを持ったときの棘上筋は、キッツイことになっているんだと思う。

 何年もの間にわたって作り出されるこれらの大きな力により、関節包と上腕骨へ付着するこの筋の腱は部分的に断裂をきたすかもしれない。
 幸いなことにこの要求される大きな力を三角筋中部線維が分担するが、それにもかかわらず棘上筋は常に力にさらされる。

 棘上筋の部分断裂をきたした人が物を持つときには、それを出来るだけ身体に近づけて保持することをアドバイスする。こうすれば筋への負担は最小限となる。

 棘上筋への過剰な磨耗は肩板を構成するほかの筋の過剰な磨耗と関連している。
 このより一般的な状態は「肩板症候群」と呼ばれる。 
 本症候群の症状として
  
  肩板構成筋腱の部分的断裂
  関節包の炎症・癒着
  滑液包炎
  疼痛
  肩全体の脱力感

 が含まれる。
 棘上筋腱はその血行支配に加齢変化が加われば特に変性にさらされやすくなる
 肩板症候群の重症度いかんで肩甲上腕関節での関節包内運動は完全に阻害され非可動状態に陥る。
 この強く障害に陥った状態は「凍結肩」と称される。

22:14 | 肩関節について | comments(0) | trackbacks(0) | pookmark
肩関節徒手テスト
肩関節の徒手テストを目次のように列挙しました

肩甲上腕関節の前方不安定性
 インスタビリティーテスト・アンテリア
 前方脱臼不安テスト
 リロケーションテスト
 ジョーブリロケーションテスト
 アンドリューインスタビリティーテスト
 フルクラムテスト

肩甲上腕関節の後方不安定性
 インスタビリティーテスト・ポステリア
 後方脱臼不安テスト

関節唇損傷
 ジャークテスト
 ロード&シフトテスト
 オブライエンテスト
 クロスオーバーインピンジメントテスト
 前方関節唇損傷:クランクテスト
 上方関節唇損傷:コムロテスト

肩甲上腕関節の下方不安定性テスト
 サルカスサイン

肩鎖関節損傷
 ピアノキーサイン

棘上筋腱炎
 エンプティカンテスト
 アプレースクラッチテスト

腱板不安定
 ドロップアームテスト

上腕二頭筋長頭腱炎
 スピードテスト
 ヤーガソンテスト
 ルディントンテスト

インピンジメント
 ニアインピンジメントテスト
 ホーキンスケネディインピンジメントテスト

胸郭出口症候群
 斜角筋症候群
   アドソンテスト
   アレンテスト
   モーレイテスト
 肋鎖テスト
 三分間挙上負荷テスト(ルーステスト)
 ハルステッドテスト
22:16 | 肩関節について | comments(0) | trackbacks(0) | pookmark
肩鎖関節
肩関節運動って上腕骨と肩甲骨に目が行きがちだと思う。
問題の原因が肩関節複合体の一部である肩鎖関節にあるかもしれない。
何気に肩甲骨運動の支点だったりするんだよ。
肩鎖関節の触診はできるかな?ちゃんとみてるかな?



肩鎖関節は凹形をした鎖骨の外側端と少し凸である肩峰からなる。
関節腔内には、間接円板を有している。
関節を支持するものに、上・下肩鎖靱帯と烏口鎖骨靱帯がある。

肩鎖靱帯は関節を保護し鎖骨が肩峰上に乗り上げることを防ぐ働きをしている。
この関節は2つの機能を持っており、
 1つは鎖骨の働きを肩甲骨に伝える機能で、
 もう1つは肩甲骨の回旋運動の支点となることである。

<烏口鎖骨間メカニズム>

烏口鎖骨間メカニズムの主体は烏口鎖骨靱帯で、外側の菱形靱帯と内側の円錐靱帯からなる。
両者の協調作用は、肩鎖関節の保持、肩甲骨の支持、鎖骨と肩甲骨間の運動の介達である。
肩甲骨が回旋すると同時に靱帯により牽引されて、鎖骨は回旋を開始する。 
00:29 | 肩関節について | comments(0) | trackbacks(0) | pookmark

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