ヒロの日記

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23:18 | 福祉用具・自助具 | comments(3) | - | pookmark
慢性腰痛の診療ガイドライン
 
 EBMにより、腰痛に対する従来の治療法が見直されている。
 その結果、厳密な科学的検証を経た認められている腰痛に対する治療法は、それほど多くないことが判明してきている。
 それを踏まえ、診療ガイドラインが発刊された。
 このガイドラインは60〜90%の患者さんに当てはまる原則をまとめた内容から構成されている。
 100%の患者さんに当てはまるわけではなく、60〜90%の患者さんに当てはまるに過ぎないということを念頭に置く必要があり、過大評価しないことも大切である。

慢性腰痛の診療ガイドライン

慢性腰痛とは12週またはそれ以上に腰痛が存在しているものである。

ヨーロッパのガイドラインによる診断に対する構想は、

1.患者の把握:経過と理学所見を把握する

2.画像検査:X線、CT、MRI、SPECT、椎間板造影、椎間関節や神経ブロックで人食い的慢性腰痛を診断することを勧めない。

3.筋電図検査:非特異的慢性腰痛の診断に筋電図検査を勧めない。

4.予後因子:労働や精神的悩み、うつ状態などの患者の背景を把握する。

治療に対する構想は

1.保存療法:認知行動療法、管理下の運動療法、教育的指導、腰痛学校、短期のマニピュレーションを行う。しかし、理学療法は勧めない(!?)。

2.薬物療法:非ステロイド性消炎鎮痛薬やオピオイドの短期間投与する。症状に応じて抗うつ薬、筋弛緩薬、湿布布を使用する。

3.侵襲的手技:鍼、ブロック(硬膜外、椎間間接内、神経)、トリガーポイント注射、椎間板焼扼、および脊髄刺激は勧めない。
非特異的慢性腰痛には手術は勧めない。

 以上のように構想が示されているが、コメントが添付されている。

 コメントの主な内容は、
 急性腰痛と比較して、慢性腰痛に対する診療ガイドラインは少ない。
 慢性腰痛は臨床的疾患や診断ではなく、多様な損傷、慢性度を持つ患者の1つの症状である。
 ほとんどの治療法は限定的な効果しかない。
 1つの治療法で効果のあるものはほとんどない。
 もっとも有効なのは治療や運動を推奨する認知行動療法である。

 
01:08 | 体幹について | comments(0) | - | pookmark
腰痛の捉え方の変化
 
腰痛の病態に対する

概念の変化




1.「解剖学的損傷」から「生物・心理・社会的疼痛症候群」へ

2.心理・社会的因子との関係

3.腰痛と外傷との関係

4.腰痛に対する多元的評価の必要性



1.「解剖学的損傷」から「生物・心理・社会的疼痛症候群」へ

 近年、腰痛のとらえ方が変化してきている。
 従来は、腰痛を椎間板の損傷や障害に代表される生物学的な「脊椎障害」ととらえ、画像検査を代表とする形態学的異常の検索が病態把握に重要な役割を果たし、その概念に基づいて診断や治療が組み立てられていた。
 しかし、このような概念に基づいたプライマリ・ケアの段階における治療は、これまでのところ著しい治療効果を得ることができなかった。
 これを受けて「形態・機能障害」をとらえなおすという新しい考え方が出現してきた。
 つまり、椎間板の損傷・障害という解剖学的、生理学的病態が原因とする考え方から、生物学的因子のみならず、多様な因子、特に心理的、社会的因子が今まで認識されていた以上に早期から、腰痛の憎悪や遷延化に深く関与していることが指摘されている。
 大規模な臨床疫学研究の結果、腰痛は生涯にわたり再発を繰り返すことが少なくないということも明らかになった。
 また、従来の、腰痛は自己限定性(Self-limited)で、予後良好であるという認識も修正が必要である。
 さらに、腰痛病態の二極化も挙げられる。
 外来患者の大部分を占めている非特異的腰痛(腰部に起因する腰痛であるが、神経症状や重篤な基礎疾患外傷を有していない)を、特異的腰痛(椎間板ヘルニアや腰部関中間狭窄など腰部に起因する神経症状を有している)や重篤な脊椎疾患や外傷(感染・腫瘍・骨折など)とは区別して対応することが望ましい。



2.心理・社会的因子との関係

 腰痛を「生物・心理・社会的疼痛症候群」としてとらえようとする新しい概念にも、問題点が残されている。
 心理・社会的問題を的確に評価するスクリーニング手段がないという点と、この問題に応じた適切な治療法がないという点である。この点について着目されるようになったのも最近である。しかし、このような新しい概念を診療に受け入れることで、解決への方向性が見えてくることが期待できる。



3.腰痛と外傷との関係

 医療従事者や一般の人々は、急性腰痛は、外傷により引き起こされるという認識がされている。腰痛の引き金となる動作や損傷、例えば、腰をひねった、物を挙上した、滑って転倒したなどが外傷と考えられている。
 しかし、この外傷説を疑問視する報告が数多く散見されるようになった。
 労災補償、保険金の請求、あるいは賠償に関与していない患者の非利益群と、なんらかの経済的利益を得た患者の利益群を比較した研究では、腰痛を誘発した動作の有無に差が認められている。
 非利益群では、腰痛を誘発した動作を思いつくことができたのは約1/3であった。
 利益群では、90%以上の患者が腰痛の原因を特定している。
 また、腰痛の自然発症率の研究では軽作業労働者のうち、経済的利益をもたらさない非利益群では、利益群の4倍の自然発症率である。
 一方、重労働者間では、非利益群では利益群と比較して9倍の自然発症率である。
 以上の事実は、
腰痛発生が外傷と

直結しているわけではない

ことを示唆している。



4.腰痛に対する多元的評価の必要性

 腰痛は患者本人だけでなく、家族や友人の活動を妨げることにもなる。
 本人だけではなく、社会への影響という視点から腰痛の評価の新しい指標として、患者の視点に立った主観的なアウトカム指標(患者立脚アウトカム)が取り上げられるようになってきた。
 代表的な指標としては疼痛(Symptom)、機能状態(Functional status)、包括的健康状態(Generic health status)、能力低下(Disability)、および患者の満足度が挙げられる。
 腰痛は、日常生活に悪影響を及ぼす度合いが強く、腰痛関連機能障害が惹起される。
 さらに、患者のQOLが低下する。
 腰痛患者の総合健康感では、疼痛の程度よりもむしろ日常生活の機能状態と強い関連が認められた。
 腰痛患者の治療にあたっては、単に痛みの軽減だけではなく、患者の生活上の障害という視点を持った医療体制の構築が重要である。

00:28 | 体幹について | comments(0) | - | pookmark
腰痛の定義
 

腰痛の定義

 腰痛という言葉は症状であり、疾患名ではない。

 それゆえに、あらゆる疾患を持つ患者が腰痛を主訴として、外来を受診する可能性がある。

 さらに、「腰」の部位を示す範囲や腰痛の内容が、個人や国によっても異なり、これらも腰痛の診療に混乱をもたらしている理由である。

 わが国の1ヶ月の腰痛の有病率は、
  20歳代 男性29% 女性22%
  30〜60歳代は年齢や性別にかかわらず約30%、
  70歳代 男性20% 女性47%

 腰痛は、原因別に
  脊椎性、神経性(脊椎の原因)
  内臓性、血管性心因性(脊椎以外の原因)
 に分類されている。

 脊椎性腰痛は、脊椎やその関連組織に由来する疼痛である。
 神経性腰痛は、腰神経由来の疼痛である。
 内臓性腰痛は、内臓疾患によって腰痛が生じる。
           この疼痛は活動によって悪化せず、また安静によって軽減しない
 血管性腰痛は、動脈瘤や抹消血管性疾患によって腰痛または坐骨神経痛様の症状を呈する。
 心因性腰痛は、非器質的腰痛と呼ばれ、器質的変化が軽度にもかかわらず、
           腰痛の発生や病状の進行に対しての心理的・社会的因子
           深い関与が疑われる腰痛である。

 腰痛は病態別に、
  非特異的腰痛:腰部に起因する腰痛であるが、神経症状や重篤な基礎疾患を有していない
  神経性腰痛  :椎間板ヘルニアや脊柱管狭窄などの腰部に起因する神経症状を有している
  非機械的腰痛:腫瘍、感染、炎症
  内臓疾患   :泌尿器、消火器、婦人科疾患などに起因する腰痛
 に分類される。

 退行性変化以外の明らかな器質的変化に基づく異常所見が画像や血液検査で認められない腰痛は、非特異的腰痛と呼ばれている。これが、”いわゆる腰痛症”である。



腰痛全体の70%は、

明らかな原因のない

非特異的腰痛である。

 腰痛症の正確な診断基準が存在しないため、原因疾患を除外することによって診断される。

 腰痛の経過により、腰痛は急性慢性に分類される。
 急性腰痛とは、
  90%〜95%は3ヶ月以内に自然治癒し、
  職場や日常生活に復帰できる腰痛のことである。
 慢性腰痛
  急性腰痛における通常の治癒経過に要する妥当な時間を超えて、
  なおも持続または憎悪と緩解を繰り返し、3ヶ月以上続く腰痛と定義されている
 
 慢性腰痛
  器質的変化を有する腰痛
  器質的変化を有さない腰痛
  両者が混在した腰痛
 の3群に分類される。

 慢性腰痛患者の80%は抑うつ状態があるといわれている。
 発症の原因となった組織障害が不可逆的変化を引き起こし、心理的・社会的因子による影響を深く受けており、治癒が困難な状態である。



 以上のごとく、腰痛は様々な分類によってとらえる視点が異なってくる状態を示していることがわかる。

22:35 | 体幹について | comments(3) | - | pookmark
認知症のケア 認知症は良くなる 事例
 

ある老人保健施設の入所相談の場面

82歳のAさん(男性)が家族に車椅子を押されて入所のためやってきた。

Aさんは5年前ごろから言うことがおかしくなり、近所の医師から「アルツハイマー病」との診断を受けていた。

8ヶ月前に肺炎にかかり、某病院に入院し、肺炎は治ったものの興奮や乱暴などの問題行動が見られ、病院のすすめもあって別の「療養型病院」に転院した。
そこでも問題行動が修まる気配はなく、入院期間も6ヶ月を過ぎたことを理由に転院を促され、この老人保健施設へ相談の後今日の入所を迎えたのである。

家族は80歳の妻と56歳、50歳の2人の娘で、このうち長女が同居していてこれまでAさんの介護を主に行っていた。

Aさんの様子
・意識はぼんやりしていて、顔つきや目に生気はなく、話しかけても答えない
・ADLは全介助でオムツを使用し、日常的な移動も全介助車椅子となっている

前の病院での様子
・日中ほとんどはぼんやりしているが、時に独語、大声を出して意味の分からない言葉を発する。夜間も不穏になることがある
・意思の疎通を全く欠いている
・スタッフが介護のために体に触れたときなど手を払いのけたりつかみかかることがある

施設の介護看護責任者の判断
 まずAさんの活気がない様子から典型的な脱水を起こしていると判断。
 家族にこの点を尋ねると、前の病院ではスタッフが敬遠してか水を積極的に飲ませている様子は見られなかったという。
 Aさんの痩せが気になるので、食事のことも聞いてみると、同じようにスタッフの人手不足からか、テーブルでは依然した後、ほとんど介助せずに本人の食べるのに任せ(結果的にほとんど食べ残していた)、時間が来ると下膳してしまうという。
 排泄は入院の最初からオムツになっており、時間を決めて交換していたが、不潔な状態だった。
 以上の情報から当面のケア方針を立て、家族に次のように伝えた。
 Aさんは明らかに「脱水」「低栄養」があるので、今日から1日1300ml以上の水分補給、1500Kcalの食事をとっていただくようにします。
 オムツは、2〜3日排便リズムを調べて介助でポータブルトイレ使用を開始し、早い時期にオムツをはずします。下剤が処方されていますがこれは当施設では使わないように、他のケアを行っていきます。
 「脱水」「栄養」「排便」へのケアによってAさんの行動はほとんどおさまると思います。当面このケアで経過を見て、その後になお症状(認知症の異常行動)が残るようならそれに対応するケアを行いましょう。

Aさんの経過
 早速始まった水分補給の成果は絶大で、入所第2日目には意識もはっきりとし、スタッフと簡単なやり取りをするようになった。
 1週間ほど経過した頃には、便意を訴えるようにもなり、排便リズムをもとにポータブルトイレ使用という方針から、本人の訴えにより間に合えば車椅子で一般トイレ利用というように変更した。食事は初日こそ食べてもらうのに苦労したが、脱水が改善し意識がはっきりしてくると自分から食べるようになり、全量摂取を重ねていった。
 夜間の不穏状態は初日からみられない。
 意味不明の独語も1〜2週間で少なくなり、介護のスタッフへ乱暴する様子もない。
 状態が改善するのにあわせて、リハビリの平行棒で歩く練習が始まり、居室棟ではスタッフの介助で歩くというケアを始めていった。
 デイルームでの集団でのレクにも参加するようになり、笑顔が見られ、スタッフや他の利用者に自分から話しかけるようになった。
 入所2ヶ月ほどでAさんは手すりか歩行器を使えばADL(入浴以外)はほぼ自立という状態となった。
 認知症の症状は、興奮、不穏、粗暴などのいわゆる問題行動はすっかり消失し、年齢相応と見られる軽いボケはあるだろうが、生活状況はごく平凡な高齢者の姿に戻った。
 家での介護をあきらめて次の特養ホームの申し込みまで行っていた家族は、Aさんのあまりの変化に驚き、こんなによくしてくれた施設への感謝とともにこれなら家に引き取って世話ができるということになった。





「アルツハイマー病」という診断から
「治らない」「進行する」「よくならない」
という認識をしてしまう人は多いと思う。

確かに、脳萎縮や進行は抑えられないかもしれない。

しかし、水分、食事、排泄、運動、その人へのかかわりが改善されれば
認知症を治す・・・ぐらいの成果は出ます。

あなたがかかわる認知症の人の、
「飲む」「食べる」「出す」「動く」「かかわる」ことは
十分ケアがされていて、問題ないでしょうか?

水分は1日1300ml以上摂っていますか?
食事は1日1500kcal以上摂っていますか?
排便は5日に1回以上ありますか?
運動量は少なくないですか?
その人と接していて充実していますか?

こういった基本的なケアで一部の認知症の人はよくなるのではないかと思います。
16:16 | 高次脳機能 | comments(2) | trackbacks(1) | pookmark
認知症のケア −共にある−
JUGEMテーマ:モチベーション
 
この本によると、認知症のケアの原則の一つに「共にある」というものがある。

「共にある」とは、ケアスタッフあるいは在宅における介護者・家族が、認知症の人(個人)に対する基本的な姿勢そして態度のことである。

別の言葉で言えば「人間的な接し方」を強調している。

木村は、全て精神を病む人に接する専門職がもっとも避けるべきことは”第3者適態度”で、このような接し方は精神の障害を解決できない、という意味のことを述べ、「苦痛共同体」つまり病む人の苦痛を共に分かち合う姿勢・態度が必要であると述べている。

専門職が戒めるべきは、異常な行動を前にして”正常”と対比しつつ、その異常性を指摘するような、まるで対岸の火を眺めるような態度であるという。
そのような異常性の中でしか自らの生を現すことのできない現実に思いをいたせということでもある。

こうした木村の主張を認知症の場合に照らしてみると、その異様な行動を”おかしな行動”と批評してはばからない態度を言っていると見てよい。

同じように”認知症の人にも感情がある””プライドが残っている”という発言やみかたも、それに先立って認知症の人は(本来)感情もプライドもない、という第三者的とらえ方の裏返しだといえる。
これは、認知症の人々の心理への無知からくると思われる。

先に、認知症の人々の真理を検討したときに、同じような理解しがたい理不尽な状況に立たされれば、その心理はわれわれと変わるところはない、ことを知った。

「共にある」ことの第一歩は、認知症の人の心理を理解し、同時にそれが私と変わるところはないと知ることである。

そのことによって彼らの苦痛や悩みを自分のものとし、結果的にその異常が異常とは見えなくなったとき、「共にある」関係が作られてくる。

認知症の人は理解しがたく理不尽な状況の前で絶対的な孤立状態におかれている。

認知症のケアを別のみかたをすれば、この孤立を解消し、状況とその人とのあるべき関係を回復させ、そのことによって状況に適応した行動を生んでいくことだとも言える。

状況とは、人と物からなる環境が時間という乗り物に乗って現れてくることである。

状況とはその時々に人と物が作り出す、いわば一過性の環境だといえる。

この状況を正しく認知し、状況に適した行動が求められているのだが、認知に問題のある人にとっては状況は”取り付く島もない”。

状況を形成する物と人にあって、唯一彼らの手がかりとなりうるのは「人」の態度・接し方しかないといってよいだろう。

「共にある」という態度は、世界(状況)から孤立し全ての手がかりを失った彼らにとって、状況との接点を与える唯一の手がかりとなるのである。

もしこの手がかりを欠くならば、彼らは常に状況と意味ある関係を失い、認知の問題のままに行動が行われ、改善や回復への糸口さえ見つけられない。

つまり「共にある」ことは、認知症の改善や起伏にとって基盤となるもの、不可欠の条件となるものだと言える


・認知症の人を幼児扱いしてはならない。
・認知症の人を単に保護されるべき対象ととらえ扱ってはならない
・ましてやプライドや感情が残っているなどの人格への侮辱的態度をとってはならない

こうした態度や扱いが、認知症そのものに何ら良い影響や変化をもたらさないことをわれわれは実際場面から知っている。


00:04 | 高次脳機能 | comments(2) | trackbacks(2) | pookmark
認知症 −頭はぼけても、感情だけは残像のように残る−
JUGEMテーマ:モチベーション
 

認知症の人は、自分が話したり、聞いたり、行動したことは、すぐに忘れてしまいます。

しかし、感情の世界は、一度目にした光景が残像のようにしっかりと残り、本人がその時いだいた感情は長期間続きます。

これを「感情残像の法則」といいます。

やっかいなのは、楽しい出来事はすぐ忘れても、嫌な思いをしたという感情だけはいつまでも残ることです。

気をつけたいのは、次のようなケースです。

家族は、例えばお年寄りが認知症になったと知ったとき、最初のうち「とまどい・否定」「混乱・怒り・拒絶」といった心理に陥ります。

そのため、少しでも認知症を軽くしたいと思い、お年寄りに対してイロイロ教え込もうとしたり、説明をしたり、注意したりしかったりします。

しかし、このような努力はほとんどの場合、功を奏しないばかりか、かえって症状を悪化させてしまいます。

たとえば、家族が「不潔にして病気になるといけないから、お風呂に入りましょう」とか

「寝たきりにならないよう、リハビリをしましょう」と呼びかけたとします。

しかし、どんなに優しく言っても、「うるさい」「余計なお世話だ」と怒り出すお年寄りが多いのは何故でしょうか。

家族は、お年寄りのためを思っていっているのに、なぜ怒るのかわからずにとまどいますが、

しかしお年寄りにしてみれば、自分が「不潔」とか「寝たきり」と言われたことのみが”嫌な感情”として残り、言った相手を、うるさい人、嫌なことを言う人、怖い人と捉えてしまうのです。

そのため介護はますます難しくなってしまいます。

認知症の人は、記憶などの知的機能の低下によって、一般常識が通用する”理性の世界”から出てしまって、”感情が支配する世界”に住んでいると考えれば、こうしたこともよく理解できます。

弱肉強食の世界にいる動物たちは、相手が敵か味方か、安心して気を許せる対象か否かを速やかに判断し、感情として表現します。

認知症の人も、実は同じような状況におかれているのです。安全で友好的な世界から抜け出てしまった認知症の人は、感情研ぎ澄まして生きざるを得ないのです

ただし、残るのは悪い感情ばかりではありません。「よい」感情も残るのです。ですから介護者は、お年寄りにはよい感情を残すように接することが大切です。

<対応のポイント>

認知症の人は、介護者の気持ちを映す鏡のような存在です。

つまり介護者がイライラして接すれば、お年寄りの気持ちも不安定になります。

逆にお年寄りの気持ちを理解し、認め、優しく接すれば、お年寄りのほうも症状が治まり、穏やかな表情になっていきます。

周囲の人は本人ができるだけ穏やかな気持ちになれるよう、心からの同情の気持ちで接することが必要です。

つまり、認知症の人を介護するときには「説得よりも同情」なのです。

そうはいっても、介護の毎日は大変です。いつもニコニコと親切に、良い顔ばかりできるわけがありません。

演技でもいいのです。

介護が大変な時期ほど、苦労を少しでも軽くしたいと思うなら、認知症の人によい感情を残すように暖かく接することがポイントです。

認知症の人によい感情を残すためのポイントは3つあります。

☆最初にほめたり感謝する言葉を

こんな例を見てみましょう。認知症のお年寄りが、まだ濡れている洗濯物を取り込んでしまったとします。

あなたならどう言いますか?

「まだ乾いていないのに、お母さん、どうして分からないの!余計なことをして」

でしょうか。それとも、

「まあ、お母さん。手伝ってくれてありがとう。後は私がやりますから、休んでいてください」

でしょうか。

言い方しだいで、その後の介護が難しくもなれば、楽にもなるのです。

☆同情や共感を示す

財布がなくなったと騒いだり、お前が盗んだと疑ったりする認知症の人には、まず、

「なくなったの?それは大変ね。困ったね」と相手に気持ちになって声をかけてあげます。

一緒に探してあげて、それが見つかったときは「良かったね」といえば、症状は次第に落ち着いてきます。

☆あやまる

ごめんなさい。今食事を用意していますからね」

ごめんね。オムツを取り替えましょうね」

お年寄りが不安に感じているときこそ、このように、先に謝りながらやれば、スムーズな対応ができます。

最初のうちは難しいかもしれませんが、

「どうもありがとう」「助かるわ」「それは大変ね」「それはよかったね」「ごめんなさい」といった言葉が

自然に出てくるようになれば、上手な介護ができているといえるでしょう。
22:49 | 高次脳機能 | comments(0) | trackbacks(1) | pookmark
認知症 −より身近な人に対してより強い症状を見せる−
JUGEMテーマ:モチベーション
認知症のことについて勉強する機会がありました。

勉強したことについてちょくちょくUPしていこうと思います。
 


この本で

知れば介護が楽になる
「認知症をよく理解するための8大法則・1原則」

というものが紹介されています。

その中の第2法則に「症状の出現強度の関する法則」というものがあります。

より身近な人に対してより強い症状をみせる、というものです。

認知症の症状は、相手が身近な人であればあるほどより強く出る、という特徴があります。

つまり、日夜大変な苦労をしながら介護をしている家族に対して、最も強い症状をあらわすわけです。

この「出現強度の法則」が理解できていないと、介護者と周囲の人たちの間で、認知症の症状の理解に大きな差ができてしまいます。

多くの家庭で発生しているのが、次のような問題です。

「一所懸命お世話しているのに、おかあさん(義母)は感謝してくれるどころか、私のことを泥棒といったりする」

と、お嫁さんが辛い思いをし、悔し涙を流して訴えても、一緒に暮らしていないほかの家族(夫の兄弟姉妹など)は実態を知らないため、

「大げさすぎる」

と言ってお嫁さんの苦労に感謝しないばかりか、むしろ「親を悪く言われた」と非難するといったケースです。

認知症の人は、何故このような「いじわる」ともとれる行動をとるのでしょうか。なぜ、認知症の症状が身近な人であればあるほどより強く出るのでしょうか。

可能性として考えられるのは、お年よりは認知症になると”子供返り”をするのではないか、ということです。

子供はいつも世話をしてくれる母親に対して甘えたり、わがままを言って困らせます。ところが、よその人には意外にしっかりした態度をとるものです。

母親をもっとも身近に感じ、信頼しているからこそ、わがままが出るのです。

認知症の人も、いつも近くにいて介護をしてくれる人を一番頼りにしているからこそ、症状を強く出すのではないかと考えられるのです。

<対応のポイント>

「症状の出現強度に関する法則」を知ることは、特に介護者の周囲にいる人にとって重要です。

「おばあちゃんは、ずいぶんしっかりしていますよ。そんなにボケてないじゃないですか」

周囲の人が、励ますつもりでかけたこんな言葉が、かえって介護者の気持ちを傷つけることもあるのです。


22:40 | 高次脳機能 | comments(0) | trackbacks(1) | pookmark
促通反復療法(川平法)の手指伸展
 
促通反復療法の手関節・手指伸展、個々の手指伸展運動を、

右肩麻痺Br.Stage上肢V、手指垢嚢蘯’承’従祿欧北簑蠅みられない70歳代の男性にやってみました。

やる前よりやった後の方が、示指、中指、環指、小指のつまみ動作や指折り数え動作が、

大きくなりなめらかにスムーズになりました。

この動画と同じことをやりました。

http://reha.xsrv.jp/kouka.html

ちなみに、この動画で行っているセラピストは作業療法士だそうです。
23:29 | 麻痺について | comments(0) | trackbacks(1) | pookmark
姿勢を整えることが大事☆
 

この本の中で自立した人になるための方法について書かれています。

☆「丈夫なこころ」のために

1 愚痴を言わない

2 笑う、笑う、笑う

3 姿勢を整える


「3 姿勢を整える」のところに

「ん?」と思いましたが、

非言語コミュニケーションってやっぱり重要なんですよね。

「人は見た目が9割」ってって記事でも書いたとおりです。


この本でも「メラビアンの法則」について書いてあって改めて学びました。

メラビアンの法則についてはWikiが短くまとまっていてわかりやすいですね☆
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%A1%E3%83%A9%E3%83%93%E3%82%A2%E3%83%B3%E3%81%AE%E6%B3%95%E5%89%87

この研究は好意・反感などの態度や感情のコミュニケーションについてを扱う実験である。
感情や態度について矛盾したメッセージが発せられたときの人の受けとめ方について、人の行動が他人にどのように影響を及ぼすかというと、

話の内容などの言語情報7%
口調や話の早さなどの聴覚情報38%
見た目などの視覚情報55%の割合であった。

ここで誤解を招きやすいんですが、この実験は、
例えば、怒った顔で優しい言葉を言ったときには、表情から「本当は怒っている」と感じる人が多いといった程度のことしか言えません。

しかし、態度や立ち居振る舞いはとても印象に残るので、やはり、

今日の結論

 「丈夫なこころ」のために

 姿勢を整えることが大切

  になるんでしょうね☆
23:34 | 読んだ本 | comments(1) | trackbacks(1) | pookmark

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