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錐体路徴候
 

錐体路徴候

 従来、錐体路徴候は

  1筋萎縮を伴わない痙性麻痺、

2腱反射亢進、

3バビンスキー反射の出現、

(4腹壁反射の消失)

 の4つがあげられている。しかし、錐体外路傷害の関与が著しいことが指摘されている。

 今日でも錐体路徴候という言葉は臨床的に甚だ便利なので用いられているが、それは障害が上位運動ニューロンにあることを示しているものと理解しておけばよい

 

上位運動ニューロン

  痙性麻痺spastic paralysisと伸張反射の亢進とがあって筋萎縮の見られない症候群は“上位運動ニューロン”(脳および脊髄にあって下位運動ニューロンを活動させるニューロン)の破壊によるといわれている。しかし、“上位運動ニューロン”には考慮すべき3種類の型がある。すなわち、姿勢調節の経路の多くのものでは、損傷されると痙性麻痺が起こるが、皮質脊髄路ならびに皮質延髄路に限局した損傷では(完全)麻痺Paralysisよりはむしろ筋力の低下(不全麻痺Paresis)が起こり、影響を受ける筋では一般に緊張が低下する。小脳損傷では協調不能を引き起こす。したがって、ただ単に上位運動ニューロンというだけでは混乱を招くことになる。

 

下位運動ニューロン

  下位運動ニューロン(筋を直接支配している脊髄運動ニューロンと脳神経運動ニューロン)を損傷すると、弛緩性麻痺Flaccid paralysis、筋萎縮、反射消失などの症状をきたす。

 

21:12 | 筋緊張について | comments(0) | trackbacks(0) | pookmark
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