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腰痛の定義
 

腰痛の定義

 腰痛という言葉は症状であり、疾患名ではない。

 それゆえに、あらゆる疾患を持つ患者が腰痛を主訴として、外来を受診する可能性がある。

 さらに、「腰」の部位を示す範囲や腰痛の内容が、個人や国によっても異なり、これらも腰痛の診療に混乱をもたらしている理由である。

 わが国の1ヶ月の腰痛の有病率は、
  20歳代 男性29% 女性22%
  30〜60歳代は年齢や性別にかかわらず約30%、
  70歳代 男性20% 女性47%

 腰痛は、原因別に
  脊椎性、神経性(脊椎の原因)
  内臓性、血管性心因性(脊椎以外の原因)
 に分類されている。

 脊椎性腰痛は、脊椎やその関連組織に由来する疼痛である。
 神経性腰痛は、腰神経由来の疼痛である。
 内臓性腰痛は、内臓疾患によって腰痛が生じる。
           この疼痛は活動によって悪化せず、また安静によって軽減しない
 血管性腰痛は、動脈瘤や抹消血管性疾患によって腰痛または坐骨神経痛様の症状を呈する。
 心因性腰痛は、非器質的腰痛と呼ばれ、器質的変化が軽度にもかかわらず、
           腰痛の発生や病状の進行に対しての心理的・社会的因子
           深い関与が疑われる腰痛である。

 腰痛は病態別に、
  非特異的腰痛:腰部に起因する腰痛であるが、神経症状や重篤な基礎疾患を有していない
  神経性腰痛  :椎間板ヘルニアや脊柱管狭窄などの腰部に起因する神経症状を有している
  非機械的腰痛:腫瘍、感染、炎症
  内臓疾患   :泌尿器、消火器、婦人科疾患などに起因する腰痛
 に分類される。

 退行性変化以外の明らかな器質的変化に基づく異常所見が画像や血液検査で認められない腰痛は、非特異的腰痛と呼ばれている。これが、”いわゆる腰痛症”である。



腰痛全体の70%は、

明らかな原因のない

非特異的腰痛である。

 腰痛症の正確な診断基準が存在しないため、原因疾患を除外することによって診断される。

 腰痛の経過により、腰痛は急性慢性に分類される。
 急性腰痛とは、
  90%〜95%は3ヶ月以内に自然治癒し、
  職場や日常生活に復帰できる腰痛のことである。
 慢性腰痛
  急性腰痛における通常の治癒経過に要する妥当な時間を超えて、
  なおも持続または憎悪と緩解を繰り返し、3ヶ月以上続く腰痛と定義されている
 
 慢性腰痛
  器質的変化を有する腰痛
  器質的変化を有さない腰痛
  両者が混在した腰痛
 の3群に分類される。

 慢性腰痛患者の80%は抑うつ状態があるといわれている。
 発症の原因となった組織障害が不可逆的変化を引き起こし、心理的・社会的因子による影響を深く受けており、治癒が困難な状態である。



 以上のごとく、腰痛は様々な分類によってとらえる視点が異なってくる状態を示していることがわかる。

22:35 | 体幹について | comments(3) | - | pookmark
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コメント
はじめまして
初コメです

腰痛ってほんとに多いですよね。説明や原因を挙げるのが結構時間がかかって大変です。

「療法士.com」というサイトで他のセラピストのブログとか参考にしてます。
2010/03/18 11:31 PM by yamada
そうなんですよね。

はっきりとした原因がない、という内容をなかなか対象者が受け入れてくれないんですよねぇ苦笑

いろいろな関わり方が必要と感じています。
2010/03/21 7:50 AM by MTひろ

初めまして。
筋肉の調べものをしていて、たどり着きました。

わたしは整体師ですが、臨床経験上、腰痛の原因は腰にない方がほとんどです。
(わたしも7割は腰が原因ではない!!と常々院に来られる方に言っています)

わたしの場合は首、中胸部、腹部、膝、足首などにアプローチすることなんですが、結果は上々です。

お邪魔しました。
2011/11/26 10:49 AM by mexico0916
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