ヒロの日記

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高次脳評価 検査に頼りすぎない
鈴木 孝治,早川 裕子,種村 留美,種村 純
医歯薬出版
¥ 2,730
(2006-07)

 
大切なことは、
「評価」 = 「検査・測定」
と考え、主治医からの依頼箋で高次脳機能障害が疑われるとあれば、
神経心理学的検査を次々と実施する医療スタッフを見かけることがあるが、
これは通常の観察やスクリーニング検査では問題が発見できない軽度の障害の場合を除いては
誤りである。

一般的には、対象者に直面した際に最初に選ぶべき評価手段は、
インタビューと観察であり、
そこから得られる情報は計り知れないものである。
また、家族などを含めた各種関連部門からの情報収集も大切な手段である

大切なのは、
インタビュー、観察、情報収集です




軽度の場合は、神経心理学的検査を行うことが一理ある、ということなんですね




ある脳梗塞の軽度右肩麻痺の75歳の人のことです。
話をしていて記憶に問題なく、認知症の疑いのない人でした。

PTの学生が担当してHDS-R(簡易認知症検査)を行ったところ、16/30点でした

しかし、スタッフも学生も家族も、記憶障害などの認知症の症状は「ない」
結論としては「問題なし」

16点という結果は出たものの、ADLにつながるものはありませんでした。

だから、HDS-Rを行ったことは、

傷つけてしまうかもしれない

というリスクをただ背負っただけの、
意味のないことだと思いました。

確かに、本を読んで、
通常の観察やスクリーニング検査では問題が発見できない軽度の障害
を見つけて
「学習されにくいかもしれない」
「理解していないかもしれない」
といった視点をもったことは一理あることかとも思いました。

学生が発表するために、
75歳という高齢でも、認知機能に問題がないということを証明するために
とりあえずHDS-Rをやる。
やらないほうがリスクがある、という一面はあるように思います。

しかし
観察ですでに「問題なし」と判断しているのに、
HDS-Rをやるのってやはりナンセンスだと思います。



今日の結論
学生が行う
「とりあえずHDS-R」

を減らしたいと感じています
22:21 | 高次脳機能 | comments(6) | trackbacks(0) | pookmark
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コメント
ブログにコメントありがとうございます。

少し内容が関係していますね。もしよろしければ相互リンク貼らせていただいてよろしいですか?
http://ptlife2005.seesaa.net
もしよろしければメールください(URLとブログ名を書いていただけば嬉しいです)

ではまた遊びに来ますね!
突然のコメント失礼しました!

2009/05/01 12:27 AM by さとし
リンクの件、了解しました☆

今後ともよろしくお願いします
2009/05/01 9:31 PM by MTひろ
MTひろさん

私のブログの方で
いつもコメントありがとうございます。
(嬉しかったです、感謝!)

勝手ながら
MTひろさんのブログを
リンクをさせていただきました♪
(もしご都合わるければお知らせ下さい)

今後とも宜しくお願いします^^。
2009/05/09 6:35 PM by ひろみゅ(広野美幸)
ありがとうございます☆
早速、リンクさせていただきました☆

理学療法士・作業療法士が多くいる中で
起業しているのはごくひと握りだと思います。

その勇気や実践、開拓精神は
想像できないくらい大きいものがあると思います。

また、遊びに行きますね♪

今後ともよろしくお願いします☆
2009/05/11 9:51 AM by MTひろ
 コメントありがとうございました。今回のHDS-Rの件、とても納得できました。私も「とりあえずHDS-Rやる」というのが、学生の頃から疑問でした。逆に学校の症例発表の際に「何で認知症を評価しなかったの?」と聞かれることが???のことがありました。

また貴重なご意見、よろしくお願いします。
2009/05/14 11:08 PM by 新米PT
こちらこそコメントありがとうございます。

高次脳評価を伝えるときには観察した結果を伝えることが多いのですが、
この時に、わかりやすい説明の技術やコミュニケーション能力(「話術」という人もいます)が必要になります。

わかりやすく伝えることができれば、無意味なHDS-Rを減らすことができるのではないかと思います。

誤解のないように補足しておきます。
HDS-Rを行ってはいけない、と言いたいのではなく、
リスクをよく考えた上で行う必要があるということです。
2009/06/04 11:37 AM by MTひろ
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