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テストバッテリーの用い方(高次脳機能)
鈴木 孝治,早川 裕子,種村 留美,種村 純
医歯薬出版
¥ 2,730
(2006-07)

 神経心理学的検査の使い方について本書では触れられていました。


神経心理学的検査は、ある特定の限られた場面での紙面への反応をみるものです。
幅の広い高次脳機能障害にとって網の目に引っかかる場合があります。

つまり、高次脳機能障害が検査結果にのらない可能性があるってことです。



神経心理学的検査などの客観的データの解釈や対象者の全体像を把握するためには、
様々な場面で観察した情報と照らし合わせることが必要不可欠となる
観察することが基本です。しっかり観察しましょう☆


紙面で表現された結果や点数のみで評価するのではなく、
 課題遂行時の観察、
 結果に至るまでの手順、
 かかった時間、
 結果として表現された描画、
 客観的数値データ
などから、対象者の高次脳機能障害を把握する。
検査中も特にしっかり観察しましょう☆

また、それとは反対に、
観察の中で特徴的に見られた動作や漠然と捕らえた高次脳機能障害に
神経心理学的検査を適応させることで、
より客観性をもって再確認することが可能となる。
後から裏づけをするときに検査を用いるってことですね。
観察から考えたことの裏づけに検査を使いましょう☆


神経心理学的検査を単独に用いても、障害の核心に迫ることはできない
しかし、他の観察・評価と組み合わせることにより、障害理解の出発点となり得る。

この理解は高次脳機能障害の日常生活への影響を明らかにし、リハビリテーション介入のヒントを生み出す。

神経心理学的検査を評価の一手段として用いるならば、特定の症候の確認だけで終わるようなことがあってはならない。
日常生活を理解するように、リハに役立てるように検査しましょう☆

検査はあくまでも症状を抽出するための“道具”に過ぎない

“道具”としての諸検査は、
それを用いる臨床家の技量次第で、
大きな収穫を得られることも、
単なる侵襲と疲労を生み出すだけに過ぎないことも、
どちらもありうる諸刃の剣であることを肝に銘じ、
眼前の症例に当たることを忘れてはならない
疲れさせる以上のものが得られるように検査しましょう☆



以上、高次脳機能障害に関するテストバッテリーの用い方でした。
観察と検査のさじ加減は皆さん悩むところだと思いますが、
この中に一つでも参考になるものはあったでしょうか?
23:52 | 高次脳機能 | comments(2) | trackbacks(0) | pookmark
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コメント
あー、高齢で入院しているからなんとなく長谷川式をやるなんてことをしていました。
諸刃の剣なんですね。気をつけなきゃいけないですね。
2009/03/27 8:52 PM by あんぷ
長谷川式(HDS-R)を行って、対象者に悪い印象を持たれたり、傷つけてしまったことはありませんか?

そのリスクをとってでも得たい情報があって初めて「行ってよい」となると考えます。

その情報によって「リハアプローチ」や「退院までの関わり」が良いものに変わる必要があると考えています。
2009/03/28 6:36 AM by MTひろ
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