ヒロの日記

備忘録
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「患者」という言葉
 今回の記事に賛同してくれる人は、自分の周りにはあまりいません。

それは、

「患者」という言葉はおかしい

ということです。



確かに、「患者」はとても一般的に使われているので、違和感や疑問を持ったりすることは少ないと思います。
また、自分が「病気を患っている」ということを暗に認識することで、
痛みや不自由で精神的におかしくなりそうな状態でも、
治療者の言うことを無視しないでとりあえず耳を傾けてみる、
という気になりやすい一面があると思います。



しかし、
患者って・・・
「患う者」って書くんですよ!
これは、差別の意味を含んでいると思われます


「患者様」って「様」までつける施設まである始末。

「患う者」に「様」ってつけて・・・・
まるでバカにしているみたいです





おそらく、次の質問には賛同してくれる人が多いと思います。

例えば、こんなシチュエーション。
誰にでも交通事故に遭う可能性があるわけで、
あなたも交通事故に遭って軽症を負ったとします。
念のため病院にかかります。
入り口に入ったところで、受付にいるスタッフが話す声が聞こえました。
「あ、あの患者さんを案内してあげて」
はい、あなた「患者」って言われました。

この時、なんとなく違和感を覚えたり、嫌な感じがしませんでしたか?



自分は学校などで「患者」ではなく、
「対象者」 もしくは 「利用者」
と習いました。



それでは再び先ほどのシチュエーション。
あなたは交通事故に遭って軽症を負いました。
念のため病院にかかります。
入り口に入ったところで、受付にいるスタッフが話す声が聞こえました。
「あ、あの利用者さんを案内してあげて」
はい、あなた「利用者」って言われました。
あまり嫌な感じがしなくないですか?



お金を払って医療サービスを受けるという意味で、
場合によっては「顧客」もあてはまることがあるかとは思います。
しかし、通常のサービス業と医療のサービスはちょっと違いますがw



ウチの病院では、
他施設への申し送りで「対象者」って書いたら、
上の人から「対象者じゃなくて患者だろ」って言われてしまいました。

まぁ、自分のこの意見に信念を持って貫き通すことに、
たいしてメリットはないので妥協しています。



今日の結論
 「患者」は差別の意味を含む言葉なので不適切
 「対象者」「利用者」が望ましい
09:28 | その他 ひとりごと等 | comments(8) | trackbacks(3) | pookmark
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09:28 | - | - | - | pookmark
コメント
はじめまして。
私も OT を生業としています。

勉強不足で申し訳ないのですが
> 「患者」は差別用語なので不適切
の出典を教えてください。


google で
『患者 差別用語』
『患う者 差別用語』
『差別用語 放送禁止用語』等の
キーワードで検索し、いろいろ見たのですが
> 「患者」は差別用語
と書いてあるサイトは見つけられませんでした。


> これ、差別用語ですw
w は不要だと思うのですが…。
笑える内容ではないでしょう。

2008/10/10 1:13 AM by nao
Naoさんのご指摘の通り、「差別用語」の中に「患者」という言葉はありませんでした。
誤解を招いたこと、不快な思いをさせてしまったことを謹んでお詫び申し上げます。

ブログは早速訂正させていただきました。

今回の記事は、何かを参考にしたわけではなく、私的見解を載せたものでした。
それは、
「患者」が差別の意味を含む言葉であり、自分がそう呼ばれると違和感を覚える人が多い
「対象者」「利用者」という表現の方が望ましい
ということです。

確かに、現在病院では「患者」が一般的で、むしろ、「対象者」「利用者」という方が違和感を覚えるでしょう。

しかし、歴史的に差別を含む用語は使われなくなってきています。
「痴呆」「精神分裂病」と、今となっては懐かしい言葉ですが、その時代には一般的な言葉として使われていました。
現在では「認知症」「統合失調症」となっています。
当事者からすると「痴呆」って呼ばれたくないみたいなんです。「認知症」の方がずっとマシだそうです。
これは「痴呆」が差別や馬鹿にするような負のイメージを含む言葉だからと思われます。

「患者」に関しても、厚生労働省から「対象者」に統一しましょう!という通達があれば一般的になるように思います。


「患者」が差別の意味を含む言葉であり、自分がそう呼ばれると違和感を覚える人が多い
「対象者」「利用者」という表現の方が望ましい

ということについてNaoさんはどう感じるでしょうか?
書き込んでいただければ幸いです。
2008/10/10 4:40 AM by MTひろ
こんばんは。
blog 訂正されたのですね。

> 私的見解を載せたものでした。
ということであれば、
二重線などで消して原文を残しておいていただけると分かりやすいのですが…。

> 「痴呆」「精神分裂病」と、今となっては懐かしい言葉

たしかに懐かしいです。

当時は診断名(あるいは診断名の一部)として使われていました。
そもそも Schizophrenia には『分裂』という意味は含まれていないので他の疾患名に置き換えることは、当然と言えば当然なのです。『病』ではなく『症』にしたのも意味あってのことです。
(私は精神科で勤務していますので…)


> 「患者」が差別の意味を含む言葉であり、自分がそう
> 呼ばれると違和感を覚える人が多い
というのはアンケートをされたのでしょうか?

そういう感じがする、というのであれば主観の話になるので、以下は私が普段感じていることを書きます。
(データがあるのでしたら、そのデータに基づいて考えたいと思います)


> 「対象者」「利用者」という表現の方が望ましい

私自身は「利用者」はその意味がよく分かるので使います。病院や施設、職員を『利用する人』だからです。
(学生には『お客様だ』と話していますが…)

しかし、「対象者」というのは馴染みません。
いったい何の『対象となる人』なのでしょう。
当院の対象となる人?
治療の対象となる人?


私は「私の対象者」とは書けませんし、言えません。
たとえ『様』をつけたとしても、です。

『接遇』と同じくらい、いわゆる『上から目線』に感じるからです。
(私が勝手にそう感じるというだけなので、お気を悪くされないように…)


blogに
> 通常のサービス業と医療のサービスはちょっと違いますがw
と書かれていますが、どのように違うとお考えですか?

お金を払ってサービスを受けるという点ではなんら変わらないと思うのですが…。
2008/10/11 12:05 AM by nao
Naoさん、自分の視野を広げる上で重要なご意見ありがとうございます。


>> 「患者」が差別の意味を含む言葉であり、自分がそう
>> 呼ばれると違和感を覚える人が多い
>というのはアンケートをされたのでしょうか?

アンケートという形ではおこなっていません。
自分の周りの人に聞いてみたところ、「患者」と呼ぶことに違和感を覚えない人でも「患者」と呼ばれると違和感を覚える人が多かったのでこういう書き方をしました。

基本的に、このブログにUPする内容のほとんどは研究ではなく、私的に学んだことや考え(つまり主観)をまとめる形で行っています。


>何の対象者か
 「対象者」は「作業療法の対象者」という意味ではないかと考えます。


>通常のサービス業と医療のサービスの違いについて

 この通常のサービス業とはレストランのようなサービス業をイメージして書いたものです。

 レストランのようなサービス業はお金を払うことでおいしいものの他に、「もてなす」ことを提供しているように思います。それは笑顔や明るい声や感じの良い話し方などで、お客様に対して「つくす」ことではないかと思います。

 医療のサービスは、確かにNaoさんのご指摘の通り、お金を払ってサービスを受けるという点はなんら変わりはありません。
 しかし、医療サービスには利用者が病を負っていて、その自立支援のために「コーチ」をする一面があります。

 例えば、女子ソフトボールを金メダルに導いた斉藤監督は、とても厳しい練習を行っていました。これがチームを強くしたわけです。笑顔や明るい声や感じの良い話し方では、まず金メダルを取れないと思います。

 医療においても、「お客様」扱いで丁寧に接しているのみでは足りません(とても大切なんですが)。自立支援に向けて利用者をコントロールすること、コーチをする必要があるという一面があります。

 だから、レストランのようなサービス業と医療のサービスは同じではありません。
2008/10/13 10:11 PM by MTひろ
MTひろ様は、もしかしてお若いのでは?

> それは笑顔や明るい声や感じの良い話し方などで、
> お客様に対して「つくす」ことではないかと思います。

レストランであれば、上記も料金に含まれています。
同じメニューでもお店によって値段が違うという経験はありませんか?

サービスは無料ではないのです。

> 笑顔や明るい声や感じの良い話し方では、
> まず金メダルを取れないと思います。

論点がすり替わっています。

> 自立支援に向けて利用者をコントロールすること、
> コーチをする必要があるという一面があります。

利用者様がそれを望むならば…です。


失礼ながら『先生』って平気で呼ばれていませんか?
2008/10/18 10:56 AM by
名なしさん、コメントありがとうございます

>レストランであれば、上記も料金に含まれています。
>同じメニューでもお店によって値段が違うという経験はありませんか?

料金の話ではなくサービスの内容についての話をしていますので、これは論点がずれています。

>>笑顔や明るい声や感じの良い話し方では、
>> まず金メダルを取れないと思います。

コーチをする一面があるということの例えです。

>失礼ながら『先生』って平気で呼ばれていませんか?

自分はなるべく「先生とは呼ばないでください」と言っています
2008/10/19 12:27 PM by MTひろ
軽く読んでポコっと思ったのですが、このブログの例で「患者」と呼ばれて嫌な気持ちになるのは、
「自分は何のけがや病気もしていない健康者ではなく、なにがしかのトラブルを抱えた人間なのだ」と認識させられるからではないでしょうか?

そう考えると、確かに「患者」は相手を不快にさせる言葉かもしれませんが、差別とは違うと思います。

だから実際にヒロさんが仰られたように、患者さんの認識面等から考えると、患者という言葉を否定するのはあまり好ましくないのでは? と思います。

勿論何かに疑問を持つことや、特に誰かを気遣って何かを考えることは悪いことではないと思います。

ただ、ここからは超勝手な持論なのですが、「差別」というのは「区別」との違いがわかりづらく、しかも考えようによってはいくらでも快にも不愉快にもなります。
差別について考えることは大事ですが、この問題はとても微妙で誤解を招きやすい困難な話なので、あまり軽い書き方をすると混乱を招くと思います。
こういうことは差別にとどまらず、色々なことに当てはまります。
何かを考える時、特に差別等の思想や概念について考える時は、安易に結論を出さないほうが、より深い考察や追求ができてよいと思うのですが、如何でしょうか?

浅薄な考えですが、何がしかの参考になればと思います。
2010/04/21 11:51 PM by D
>「自分は何のけがや病気もしていない健康者ではなく、なにがしかのトラブルを抱えた人間なのだ」と認識させられる

このことにどれだけのデメリットと悪循環があるのか考えたでしょうか?

自分は患っている者だと認識すると病人メンタリティーを作ります。病人なのだから医療者の言われたとおりにしなければならない、自由にできない、と落ち込んでしまいます。

これが精神的に健康な状態を奪います。能動性を低下させ、自己治癒力を低めます。

すると、ベッド上に臥床しがちになり、運動量が減ります。

すると、身体的にも衰えて疲れやすくなります。

そして、病人メンタリティーをさらに強めてしまいます。

悪循環のスパイラルから急激に人を衰えさせます。病院に入院すると悪くなるんです。
病院が病人を作っているんです。

そうではなく、病院は利用者の能動的な生活を目指して自己治癒力を高めていく必要があります。
そのためには、利用者のプラス面を見つけて伸ばしていかなければなりません。

患者と呼ぶ医療者の思想は悪いところを見つけて、認識してそれを治そうとするものです。良いところ見つけて伸ばそうとする視点が弱く、偏った思想です。

そういう人には試しに「この利用者さんの良いところと悪いところは何ですか?」と聞いてみて下さい。

悪いところはダーっと列挙されますが、良いところはほとんど挙がりません。

「患者」という言葉の奥にある思想は能動性を奪い、自己治癒力を低めるものであり、古いものです。

結論として、この記事で言いたかったことは、
「患者」と呼ぶ人の思想に問題がある、ということです。
2010/04/22 9:36 PM by MTひろ
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