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引っ込め反射の重要性
 

引っ込め反射の重要性

  屈曲反応は皮膚への無害な(非侵害)刺激あるいは筋肉の伸展で起こすことができるが、四肢の引っ込めを伴う強い屈曲反応は動物に害を与えるか少なくとも害を与える可能性のある刺激によってのみ引き起こされる。このような刺激は侵害刺激nociceptive stimulusと呼ばれる。

  Sherringtonは引っ込め反射の存在価値を次のように指摘している。

  刺激された肢の屈曲は刺激からその肢を遠ざけ、他の肢の伸展は体を支える。全四肢の動きから想定されるパターンは、侵害刺激から逃げる態勢を動物に取らせるように思われる。引っ込め反射は他の反射よりも優先prepotentされる。すなわち、この反射は、その時起こっているほかのどの反射よりも優先して脊髄経路を占有する。

  多シナプス反射の特徴の多くは引っ込め反射を研究することで明らかにされてきた。足への弱い侵害刺激は最低限の屈曲反応を引き起こす。刺激が強くなるとその足の筋肉を支配している多くの運動ニューロンプールに興奮が放散していき、より強い屈曲を引き起こす。また強い刺激はより長い時間反応を引き起こす。弱い刺激は1回のすばやい屈曲反応を引き起こし、強い刺激は持続時間の長い屈曲と、時には連続した屈曲反応を引き起こす。この持続時間の長い反応は運動ニューロンの長時間の繰り返しの発射活動による。この繰り返しの発射活動は後発射after-dischargeと呼ばれ、複雑な多シナプス性経路を経て到着する活動電位が連続して運動ニューロンを興奮させることによる。

  侵害刺激の強さが増すにつれて反応時間は短くなる。これは多シナプス性経路の中のシナプスでの空間的時間的促通が起きるからである。より強い刺激は活動化している分枝の活動電位の頻度を増加させ、その結果、さらに多くの分枝が活性化する。これによってEPSPの発射レベルまでの加重がより速く起きるようになる。
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