ヒロの日記

備忘録
スポンサーサイト

一定期間更新がないため広告を表示しています

| - | - | - | pookmark
就労を目指す高次脳機能障害患者への作業療法

OTジャーナルの 

覗いてみたい!?先輩OTの頭の中

というシリーズで今回、

就労を目指す高次脳機能障害患者への関わり

というものがありました

19年目のOT 三井忍さんという

フジ虎ノ門整形外科病院で働く人が書いています。



高次脳機能障害者への作業療法、

どんなことやってるんだろう・・・




作業療法実施の回数と時間を徐々に増やし、
最終的には月〜金曜日の週5回、8〜17時に延長した。

プログラムは9時までは職員と共に訓練室清掃
その後1時間の自主トレと個別訓練で構成した。

自主トレ
 表計算ソフトの操作、
 インターネット検索、
 読書、
 プラモデル、
 工作など

を時間割に従って実施した。

個別訓練はグラウンドに出て
 ランニング、
 キャッチボールや
 サッカー、

作業療法室に戻って
 表計算ソフト操作指導 
 午後は病棟の倉庫へオムツを運搬・収納する作業を行った。

また定期的に病院公用車の清掃作業も実施した。
加えて電車・バスを使用した自宅と病院の往復
近隣スーパーへの買い物を行った。

はぁ、すごい。

有意義な活動で時間を占めるところに作業療法の語源があります。



本人が自発的に心からやりたいと思った作業が組み込まれているかは分かりませんが、

 プラモデルや、
 工作、
 キャッチボール、
 サッカー
なんかがその作業になっていると良いですね



・・・って、こんだけできるところはなかなかないですね^^;

8~17時までの作業療法の提供・・・

すごいですね☆

ほとんどは自主トレを行っているんでしょうね

あとこういうプログラムは作業療法士だけでなく、

看護師、介護職、家族に協力してもらわないと難しそうですね



皆さんの施設では8~17時までのリハ提供ができますか??
23:59 | 高次脳機能 | comments(1) | - | pookmark
認知症のケア 認知症は良くなる 事例
 

ある老人保健施設の入所相談の場面

82歳のAさん(男性)が家族に車椅子を押されて入所のためやってきた。

Aさんは5年前ごろから言うことがおかしくなり、近所の医師から「アルツハイマー病」との診断を受けていた。

8ヶ月前に肺炎にかかり、某病院に入院し、肺炎は治ったものの興奮や乱暴などの問題行動が見られ、病院のすすめもあって別の「療養型病院」に転院した。
そこでも問題行動が修まる気配はなく、入院期間も6ヶ月を過ぎたことを理由に転院を促され、この老人保健施設へ相談の後今日の入所を迎えたのである。

家族は80歳の妻と56歳、50歳の2人の娘で、このうち長女が同居していてこれまでAさんの介護を主に行っていた。

Aさんの様子
・意識はぼんやりしていて、顔つきや目に生気はなく、話しかけても答えない
・ADLは全介助でオムツを使用し、日常的な移動も全介助車椅子となっている

前の病院での様子
・日中ほとんどはぼんやりしているが、時に独語、大声を出して意味の分からない言葉を発する。夜間も不穏になることがある
・意思の疎通を全く欠いている
・スタッフが介護のために体に触れたときなど手を払いのけたりつかみかかることがある

施設の介護看護責任者の判断
 まずAさんの活気がない様子から典型的な脱水を起こしていると判断。
 家族にこの点を尋ねると、前の病院ではスタッフが敬遠してか水を積極的に飲ませている様子は見られなかったという。
 Aさんの痩せが気になるので、食事のことも聞いてみると、同じようにスタッフの人手不足からか、テーブルでは依然した後、ほとんど介助せずに本人の食べるのに任せ(結果的にほとんど食べ残していた)、時間が来ると下膳してしまうという。
 排泄は入院の最初からオムツになっており、時間を決めて交換していたが、不潔な状態だった。
 以上の情報から当面のケア方針を立て、家族に次のように伝えた。
 Aさんは明らかに「脱水」「低栄養」があるので、今日から1日1300ml以上の水分補給、1500Kcalの食事をとっていただくようにします。
 オムツは、2〜3日排便リズムを調べて介助でポータブルトイレ使用を開始し、早い時期にオムツをはずします。下剤が処方されていますがこれは当施設では使わないように、他のケアを行っていきます。
 「脱水」「栄養」「排便」へのケアによってAさんの行動はほとんどおさまると思います。当面このケアで経過を見て、その後になお症状(認知症の異常行動)が残るようならそれに対応するケアを行いましょう。

Aさんの経過
 早速始まった水分補給の成果は絶大で、入所第2日目には意識もはっきりとし、スタッフと簡単なやり取りをするようになった。
 1週間ほど経過した頃には、便意を訴えるようにもなり、排便リズムをもとにポータブルトイレ使用という方針から、本人の訴えにより間に合えば車椅子で一般トイレ利用というように変更した。食事は初日こそ食べてもらうのに苦労したが、脱水が改善し意識がはっきりしてくると自分から食べるようになり、全量摂取を重ねていった。
 夜間の不穏状態は初日からみられない。
 意味不明の独語も1〜2週間で少なくなり、介護のスタッフへ乱暴する様子もない。
 状態が改善するのにあわせて、リハビリの平行棒で歩く練習が始まり、居室棟ではスタッフの介助で歩くというケアを始めていった。
 デイルームでの集団でのレクにも参加するようになり、笑顔が見られ、スタッフや他の利用者に自分から話しかけるようになった。
 入所2ヶ月ほどでAさんは手すりか歩行器を使えばADL(入浴以外)はほぼ自立という状態となった。
 認知症の症状は、興奮、不穏、粗暴などのいわゆる問題行動はすっかり消失し、年齢相応と見られる軽いボケはあるだろうが、生活状況はごく平凡な高齢者の姿に戻った。
 家での介護をあきらめて次の特養ホームの申し込みまで行っていた家族は、Aさんのあまりの変化に驚き、こんなによくしてくれた施設への感謝とともにこれなら家に引き取って世話ができるということになった。





「アルツハイマー病」という診断から
「治らない」「進行する」「よくならない」
という認識をしてしまう人は多いと思う。

確かに、脳萎縮や進行は抑えられないかもしれない。

しかし、水分、食事、排泄、運動、その人へのかかわりが改善されれば
認知症を治す・・・ぐらいの成果は出ます。

あなたがかかわる認知症の人の、
「飲む」「食べる」「出す」「動く」「かかわる」ことは
十分ケアがされていて、問題ないでしょうか?

水分は1日1300ml以上摂っていますか?
食事は1日1500kcal以上摂っていますか?
排便は5日に1回以上ありますか?
運動量は少なくないですか?
その人と接していて充実していますか?

こういった基本的なケアで一部の認知症の人はよくなるのではないかと思います。
16:16 | 高次脳機能 | comments(2) | trackbacks(1) | pookmark
認知症のケア −共にある−
JUGEMテーマ:モチベーション
 
この本によると、認知症のケアの原則の一つに「共にある」というものがある。

「共にある」とは、ケアスタッフあるいは在宅における介護者・家族が、認知症の人(個人)に対する基本的な姿勢そして態度のことである。

別の言葉で言えば「人間的な接し方」を強調している。

木村は、全て精神を病む人に接する専門職がもっとも避けるべきことは”第3者適態度”で、このような接し方は精神の障害を解決できない、という意味のことを述べ、「苦痛共同体」つまり病む人の苦痛を共に分かち合う姿勢・態度が必要であると述べている。

専門職が戒めるべきは、異常な行動を前にして”正常”と対比しつつ、その異常性を指摘するような、まるで対岸の火を眺めるような態度であるという。
そのような異常性の中でしか自らの生を現すことのできない現実に思いをいたせということでもある。

こうした木村の主張を認知症の場合に照らしてみると、その異様な行動を”おかしな行動”と批評してはばからない態度を言っていると見てよい。

同じように”認知症の人にも感情がある””プライドが残っている”という発言やみかたも、それに先立って認知症の人は(本来)感情もプライドもない、という第三者的とらえ方の裏返しだといえる。
これは、認知症の人々の心理への無知からくると思われる。

先に、認知症の人々の真理を検討したときに、同じような理解しがたい理不尽な状況に立たされれば、その心理はわれわれと変わるところはない、ことを知った。

「共にある」ことの第一歩は、認知症の人の心理を理解し、同時にそれが私と変わるところはないと知ることである。

そのことによって彼らの苦痛や悩みを自分のものとし、結果的にその異常が異常とは見えなくなったとき、「共にある」関係が作られてくる。

認知症の人は理解しがたく理不尽な状況の前で絶対的な孤立状態におかれている。

認知症のケアを別のみかたをすれば、この孤立を解消し、状況とその人とのあるべき関係を回復させ、そのことによって状況に適応した行動を生んでいくことだとも言える。

状況とは、人と物からなる環境が時間という乗り物に乗って現れてくることである。

状況とはその時々に人と物が作り出す、いわば一過性の環境だといえる。

この状況を正しく認知し、状況に適した行動が求められているのだが、認知に問題のある人にとっては状況は”取り付く島もない”。

状況を形成する物と人にあって、唯一彼らの手がかりとなりうるのは「人」の態度・接し方しかないといってよいだろう。

「共にある」という態度は、世界(状況)から孤立し全ての手がかりを失った彼らにとって、状況との接点を与える唯一の手がかりとなるのである。

もしこの手がかりを欠くならば、彼らは常に状況と意味ある関係を失い、認知の問題のままに行動が行われ、改善や回復への糸口さえ見つけられない。

つまり「共にある」ことは、認知症の改善や起伏にとって基盤となるもの、不可欠の条件となるものだと言える


・認知症の人を幼児扱いしてはならない。
・認知症の人を単に保護されるべき対象ととらえ扱ってはならない
・ましてやプライドや感情が残っているなどの人格への侮辱的態度をとってはならない

こうした態度や扱いが、認知症そのものに何ら良い影響や変化をもたらさないことをわれわれは実際場面から知っている。


00:04 | 高次脳機能 | comments(2) | trackbacks(2) | pookmark

04
--
1
2
3
4
5
6
7
8
9
10
11
12
13
14
15
16
17
18
19
20
21
22
23
24
25
26
27
28
29
30
--
>>
<<
--